目次
間欠性跛行 IC
鑑別の特徴
間欠性跛行 IC
intermittent claudication
1)
原因疾患としては神経性と血管性に大別される
神経性:
腰部脊柱管狭窄症 LSS
(馬尾性)
前かがみで少し休むと症状が軽快しやすい
血管性:末梢動脈疾患 PAD(閉塞性動脈硬化症 ASOなど)
痛みは血流が悪いことによって生じる筋肉痛(筋肉の酸素不足)とされる
2)
脊髄性:脊髄 dural AVFなど(非常にまれ)
鑑別の特徴
/
馬尾性
血管性
脊髄性(まれ)
主原因
変形性腰椎症
閉塞性動脈硬化症
脊髄動静脈瘻
誘発
立位・歩行
下肢の運動
下肢の運動
休息回復
座位・腰椎前屈
姿勢を問わない
姿勢を問わない
足背脈拍
正常
触れない
正常
足チアノーゼ
-
重症例で認める
-
Laterality
両側(多根性)
片側(単根性)
片側が多い
両側が多い
疼痛
下肢〜臀部
けいれん様疼痛
(腓腹筋など)
まれ
異常感覚
臀部・会陰部・下肢
障害部の冷感
体幹下肢の絞扼感
下肢脱力
多い(多根性)
ときにある
必発
1)
Intermittent_claudication
2)
通常歩くときには脚の筋肉に安静時の10~20倍の血液を必要とする